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- 2017年2月17日
島の手仕事 1 – shimaai 島藍農園
藍、橙のコントラストは石垣島の太陽そのもの。使えば使うほど味が出てくるトートやポーチ。それがすべて手仕事でできていることに驚きます。種を蒔いて原料となる木を育て、染料にして布や糸を染め、それを縫って、あるいは織って、作品たちは生まれ出てきます。島藍農園を主宰している大濱豪さんのコンセプトは「6次産業スタイルの物づくり」。食の世界に多くみられる6次産業を、「染め」というカテゴリーで新たな道を切り開きました。「島でしかできない物づくりは何か」を20年も前から考え始め、たどりついたのが、今の藍染めだったそう。それは「南蛮駒繋(ナンバンコマツナギ)」を育て、それを染料にして染め、人が使う物をつくるということ。さらに、八重山のフクギの皮から抽出した鮮やかな橙色とのコラボレーションで、斬新なデザインの作品を育んできました。
古くから伝わる手技を継承しながら、現代の感覚に受け入れられる新しい物づくり。島の手仕事は多くのファンの心を惹きつけて離しません。
「とにかくつくることが楽しいのです」と大濱豪さん。台風の多い季節は畑の養生がとても大変。というのも畑がshimaaiの原点だから。「渋い」とか「古い」という印象の藍染めを、今の生活の中で必要とされているモノに、蘇らせ続けています。
SPOT INFO
石垣市大川205
TEL 0980-87-5580
shimaai.com
この記事は「730NAVI vol.1」に掲載されています。
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