「ガーデンパナ」の門を入ると、すでにハーブの予感。ローズマリー、ミント、レモングラス、バジル。重なり合ったさわやかな香りが迎えてくれます。農薬を使わずに丹誠込めて育てたハーブは、まずはフレッシュハーブティやハーブサラダに。乾燥させてドライハーブに、砕いて調味料やビスコッティに、さらに臼で挽いて石けんに、と余すことなく使いきります。その加工や商品開発を行なうのは、中村由紀子さん。
「つくるのが好きで好きでたまらない」という中村さんは、ハーブと向き合うようになって早13年。ハーブの認知度も高くなってはいるものの、まだまだ身近でなかったり、敬遠されたりすることもあるそう。
「一人でも多くの人たちにハーブのよさを知っていただきたい」。この思いを抱きながら、ハーブを育て、生活の中で役に立つ商品をつくり出すために、中村さんの手は、休むことなく動き続けています。

夏の強い日差しや強い台風。自然をしっかりと受け止めながら、農薬を使わずに育てているハーブは、子供のようにいとおしそう。

SPOT INFO

沖縄県石垣市崎枝239−14
TEL：0980-88-2364
http://gardenpana.biz/

この記事は「730NAVI vol.2」に掲載されています。

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